ガクチカをChatGPT・Claudeで作る方法|プロンプト例と使うときの注意点
こんにちは。早慶合同就活会議です。
「ガクチカを書こうとしても、何から手をつければいいか分からない」「AIに任せれば楽になりそうだけど、丸写しはさすがにまずい気がする」——ChatGPTやClaudeといったAIが身近になったいま、こうした声をよく聞くようになりました。
先に結論をお伝えします。ガクチカづくりにAIを使うのは、とても有効です。ただし**「代筆させる」のではなく「壁打ち相手として使う」**のが大前提。完成品を書かせて提出するのではなく、あなたの経験を引き出し、整理し、磨くパートナーとして使うと、ES作成の質もスピードも上がります。
この記事では、ガクチカをAIで作る流れをエピソードの棚卸し→構成づくり→添削の3ステップに分け、それぞれでコピペして使えるプロンプト例と、面接で失敗しないための注意点を紹介します。無料AIの就活での使いどころ全体は【まずはここから】無料AIで就活を効率化する|使いどころと始め方にまとめてあるので、先に読んでおくのもおすすめです。
目次
- ガクチカ作成でAIを使う前に知っておきたいこと
- AIでガクチカを作る3つのステップ
- ステップ1:エピソードの棚卸しをAIと壁打ちする
- ステップ2:構成を作ってもらう
- ステップ3:AIに添削してもらう
- AI活用でやってはいけないこと
- まとめ
1. ガクチカ作成でAIを使う前に知っておきたいこと
まず押さえておきたいのは、AIはガクチカを「代わりに書いてくれる道具」ではないということです。生成されたそれらしい文章をそのまま提出しても、中身はあなたの経験にひもづいていないので、面接で深掘りされた瞬間に答えられなくなります。
AIが本当に得意なのは、あなたの中にある経験を引き出し、整理し、表現を磨くことです。つまり主役はあくまであなた自身で、AIは壁打ちに付き合ってくれる相棒、という位置づけになります。
もうひとつ、頭に入れておきたいのがガクチカの基本の型です。ガクチカは次の5つの流れで組み立てると伝わりやすくなります。
- 結論:何に力を入れたのか
- 課題:どんな目標・困難があったのか
- 行動:課題に対して何をしたのか
- 結果:取り組みでどうなったのか
- 学び:そこから何を得て、今後どう活かすか
この型そのものの詳しい解説や例文はガクチカの書き方|構成・例文・評価ポイントを解説にまとめてあります。本記事は「その型をAIと一緒に埋めていく方法」に絞って進めるので、型の中身が不安な方は先にそちらへ目を通しておくと理解がスムーズです。
2. AIでガクチカを作る3つのステップ
AIを使ったガクチカづくりは、次の3ステップで進めます。
- エピソードの棚卸し:AIに質問役になってもらい、書く材料になる経験を引き出す
- 構成づくり:引き出した材料を、結論→課題→行動→結果→学びの型に沿って並べてもらう
- 添削:書き上げた文章を読ませて、分かりにくい点・具体性が足りない点を指摘してもらう
大事なのは、この順番を飛ばさないことです。いきなり「ガクチカを書いて」と頼むと、AIはあなたを知らないまま一般論の作文を返してきます。材料集め→構成→仕上げと段階を踏むことで、はじめてあなた自身のガクチカになります。
3. ステップ1:エピソードの棚卸しをAIと壁打ちする
最初のステップは、ガクチカの材料になる経験を洗い出すことです。ここでAIに完成文を求めるのではなく、質問役をお願いするのがコツです。自分では「大した経験じゃない」と思っていたことも、質問を重ねるうちに立派な材料に育つことがあります。
経験の棚卸しは自己分析と地続きです。過去の出来事を時期ごとに書き出す手順は自己分析のやり方 完全ガイド|何から始める?にまとめてあるので、材料が浮かばない場合は先に下地を作っておくとスムーズです。
そのうえで、AIには次のようなプロンプトで壁打ち相手になってもらいます。
あなたは就活の面接官です。私のガクチカのエピソードを深掘りするため、
1問ずつ質問してください。私が答えたら、その内容にさらに掘り下げる
質問を返してください。まとめてではなく、1問ずつお願いします。
まず私の経験を伝えます:
(例:アルバイト先で新人教育を任された。辞める人が多かったので
写真つきのマニュアルを作った——など、思いつくまま2〜3行で書く)
1問ずつ答えていくと、「なぜそう考えたのか」「具体的に何をしたのか」「結果どう変わったのか」が自然と言葉になっていきます。この一問一答が、そのまま次のステップの材料になります。
4. ステップ2:構成を作ってもらう
材料がそろったら、次は結論→課題→行動→結果→学びの型に沿って並べてもらいます。ステップ1の一問一答で出てきた内容を貼り付けたうえで、次のように依頼します。
以下は私のアルバイト経験のメモです。これをもとに、ガクチカを
「結論→課題→行動→結果→学び」の5つの要素に整理してください。
各要素を箇条書きで示し、情報が足りない要素があれば
「ここを補足してほしい」と指摘してください。
メモ:
(ステップ1で出てきた内容を貼り付ける)
ポイントは、いきなり完成した文章ではなく「要素ごとの整理」を頼むことです。骨組みの段階で整理してもらえば、「行動は書けているが学びが弱い」といった過不足が見えてきます。足りない部分は自分で埋めるか、もう一度ステップ1の壁打ちに戻って掘り下げましょう。骨組みが固まってから、自分の言葉で本文を書き起こします。
5. ステップ3:AIに添削してもらう
自分の言葉で書き上げたら、最後にAIへ添削を頼みます。ここでも**「書き直して」ではなく「指摘して」**と伝えるのが、あなたの言葉を残すコツです。
以下は私が書いたガクチカです。就活の選考で通用するか、
次の観点で指摘してください。
・結論が最初に伝わるか
・行動が具体的か(何をしたかが動詞で書かれているか)
・抽象的で伝わりにくい表現はないか
指摘だけをお願いします。全文の書き直しは不要です。
ガクチカ本文:
(自分で書いた文章を貼り付ける)
「書き直して」と頼むとAIの文章に置き換わり、あなたらしさが消えます。「指摘して」と頼めば、直すかどうかの判断は自分に残ります。指摘のうち納得できるところだけ自分の手で直す——これが、AIを使いつつ自分のガクチカを保つコツです。
6. AI活用でやってはいけないこと
便利なAIですが、使い方を誤ると選考でかえって不利になります。次の4点は必ず守ってください。
1. AIの出力をそのまま提出しない
AIが生成した文章は整っていても、あなたの実体験とはズレています。丸写しで提出すると内容が薄くなるうえ、面接で「具体的にはどう動いたのですか」と深掘りされたときに答えに詰まります。
2. AIが作った数字やエピソードを事実確認する
AIは、それらしい数字や具体例を勝手に補って書いてくることがあります。「売上が20%伸びた」といった数字が事実と違えば、経歴の誇張になってしまいます。AIが足した内容は、必ず自分の記憶や記録と照らし合わせ、事実だけを残してください。
3. 最終的に自分の言葉に直す
添削で受けた指摘も、AIが提案した表現も、そのまま使うのではなく一度自分の言葉に置き換えます。自分の口から自然に説明できる表現になっていれば、面接でも同じ熱量で語れます。
4. 個人情報や未公開の選考情報を入力しない
氏名・住所・連絡先などの個人情報や、具体的な企業名、まだ公開されていない選考の内容は、AIに入力しないのが安全です。入力した情報がどう扱われるかは完全には分かりません。エピソードは、企業が特定されない範囲でぼかして伝えれば十分に壁打ちできます。
7. まとめ
ガクチカをAIで作るときの要点を整理します。
- AIは代筆させる道具ではなく、壁打ち相手。主役はあくまで自分。
- 進め方はエピソードの棚卸し→構成づくり→添削の3ステップ。
- 棚卸しは**「1問ずつ質問して」と質問役を頼む**と、眠っていた材料が引き出せる。
- 構成は**完成文ではなく「要素ごとの整理」**を頼み、過不足を確認する。
- 添削は**「書き直して」ではなく「指摘して」**と頼み、直す判断は自分に残す。
- 丸写し・数字の誇張・個人情報の入力は避け、最後は必ず自分の言葉に直す。
AIをうまく使えば、ガクチカづくりの負担はぐっと軽くなります。それでも、語る経験を持つのも、面接でその言葉を口にするのも、あなた自身です。AIは伴走してくれる相棒として、無理のない範囲で取り入れてみてくださいね。
よくある質問
Q. ChatGPTとClaude、どちらを使えばいいですか?
どちらでも問題ありません。この記事のプロンプトは、ChatGPT・Claude・Geminiなど一般的なAIチャットでそのまま使えます。推敲も壁打ちもどのサービスも十分こなせるので、無料で使える範囲で触ってみて、使いやすいものを選べば大丈夫です。
Q. AIで作ったガクチカだと、面接でばれませんか?
AIを使ったこと自体が問題になるわけではありません。問題になるのは、自分の経験とズレた内容や、答えられない誇張が入っているときです。自分の経験を材料にして最後は自分の言葉に直しておけば、面接で深掘りされても自然に答えられます。「ばれるかどうか」より「自分で語れるかどうか」を基準にしてください。
Q. 特別な経験がなくても、AIでガクチカは作れますか?
作れます。むしろ「大した経験がない」と感じている人ほど、AIの壁打ちが役立ちます。アルバイトやゼミの日常的な出来事でも、1問ずつ質問を重ねるうちに、工夫した点や考えたことが言葉になっていきます。派手な実績は必要ありません。ガクチカで見られているのは結果の大きさではなく、考えて動いたプロセスだからです。
Q. プロンプトはこの記事のものをそのまま使っていいですか?
そのまま使ってかまいません。そのうえで、カッコ内を自分の状況に書き換えると精度が上がります。うまく引き出せないと感じたら、「もっと深く聞いて」「答えやすい質問にして」などと追加で伝えると、AIの返し方が変わります。