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エントリーシート(ES)の書き方|基本と通過のコツをやさしく解説

こんにちは。早慶合同就活会議のチームです。

エントリーシート(ES)を前に、「何から書けばいいの?」「書いてはみたけど通る気がしない」と手が止まる人は多いと思います。書くこと自体に慣れていないうえ、提出すれば合否が出るので、不安になるのは当然です。

ただ、ESには通りやすくするための基本の型があり、特別な文才は必要ありません。設問の意図を受け取り、読み手に伝わる形で書く――この基本を押さえるだけで、通過率は変わってきます。この記事では、ESの書き方の基本と「通るESの考え方」、よくある失敗を、わかりやすく整理していきます。

1. そもそもESで企業は何を見ているのか

書き方の前に、企業がESで何を確かめているのかを知ると、書く内容がぶれません。採用担当者が見ているのは、次の点です。

  • 自社で活躍してくれそうか(求める人物像と合っているか)
  • 書いてある強みに、裏づけ(具体的な経験)があるか
  • 論理的に、わかりやすく伝える力があるか
  • 自社への志望度や本気度

大事なのは、ESは「自分語り」ではなく、相手に判断材料を渡す場だということ。どんなに頑張った経験でも、伝わらなければ評価されません。採用担当者は時期によっては膨大な数のESを読むので、「短時間で要点が伝わるか」を常に意識してください。

2. 最初にやること:設問の意図を読み取る

書き始める前に必ずやってほしいのが、設問の意図を読み取ることです。ESの設問の裏には、必ず「企業が知りたいこと」があります。意図を外すと、丁寧に書いても「答えになっていない」印象になります。代表的な設問と意図を見てみましょう。

  • 自己PR … あなたの強みは何か、それは自社で活かせるか
  • ガクチカ(学生時代に力を入れたこと) … 取り組み方・人柄・課題解決のプロセス
  • 志望動機 … なぜ「この業界・この会社」なのか、入社後に何をしたいか
  • 長所・短所 … 自分を客観的に理解できているか、短所と向き合えているか

たとえばガクチカは「すごい実績の自慢」ではなく、**結果より、課題にどう向き合いどう動いたかという"過程"**を見ています。派手なエピソードでなくても、取り組み方が伝われば十分です。各設問の詳しい書き方は、別記事の「自己PR」「ガクチカ」「志望動機」もあわせて参考にしてください。

3. 文章の基本の型「PREP法」

ESには、覚えておくと一生使える文章の型があります。それがPREP(プレップ)法。次の順で書くルールです。

  • P(Point:結論) … 最初に結論・要点を言い切る
  • R(Reason:理由) … なぜそう言えるのか、理由を述べる
  • E(Example:具体例) … 理由を裏づける具体的なエピソード
  • P(Point:結論) … もう一度結論をまとめ、入社後にどう活かすかへつなげる

ポイントは結論から書くこと。先に「私の強みは〇〇です」と言い切ってから理由とエピソードで支えると、要点が一発で伝わり、説得力も増します。たとえば自己PRならこんな流れです。

  • 結論:「私の強みは、課題を分解して解決する力です。」
  • 理由:「問題を抱え込まず、小さな課題に分けて一つずつ片づけてきたからです。」
  • 具体例:「サークルの参加者減少に対し、原因を『告知不足』『初回の入りにくさ』に分け、SNS発信の見直しと初参加者向け企画を実施。半年で参加者を約1.5倍に増やしました。」
  • 結論:「この力を、貴社でも〇〇の業務で活かしたいと考えています。」

自己PR・ガクチカ・志望動機のどれにも応用できる型です。具体例には「1.5倍」「半年で」のように数字を入れると、ぐっと具体的になります。

4. 読みやすさが通過率を左右する

内容が良くても、読みにくいだけで落ちてしまうことがあります。多くのESを読む採用担当者にとって、読み返さないと意味がとれない文章は負担だからです。読みやすさ自体が評価ポイント。コツをまとめます。

  • 一文を短くする:「〜で、〜して、〜だが」と続く長い文は、二つ三つに区切るだけで読みやすくなります
  • 主語・述語をはっきりさせる:誰が何をしたのかが曖昧だと読み手は混乱します
  • 「てにをは」と句読点を整える:助詞や読点の位置がおかしいと文章のリズムが崩れます
  • 抽象的な言葉を具体に言い換える:「頑張りました」だけでは伝わりません。何をどう頑張ったかを書く
  • 専門用語や内輪の言葉を避ける:サークルやバイト独自の言い回しは、伝わる言葉に直します
  • 声に出して読んで確認する:息継ぎが苦しい一文は長すぎるサイン。自分が引っかかる箇所は読み手も引っかかります

5. 字数の使い方とマナー

ESの字数にもマナーがあります。字数制限がある場合は、指定字数の8〜9割以上を埋めるのが基本です。たとえば400字指定なら、最低でも320字は書きたいところ。空白が目立つと、「志望度が低いのでは」「書くことがないのかな」という印象を与えかねません。

一方で、字数オーバーは避けましょう。多くの場合、超過は許容されず、「ルールを確認していない」「まとめる力がない」というマイナス印象につながります。逆に、埋めたいからと同じ内容の繰り返しでかさ増しするのも逆効果で、すぐ見抜かれます。

足りないときは水増しではなく、具体例を加える・エピソードを深掘りすることで自然に埋めましょう。多すぎるときは、結論に関係ない説明をそぎ落とせば主張がくっきりします。

6. よくある失敗とその直し方

就活生がやりがちな失敗と直し方です。自分のESと照らし合わせましょう。

  • 結論が最後まで出てこない → 一文目で結論を言い切る(PREP法)
  • 一文が長く、意味がとれない → 一文一メッセージで区切る
  • 抽象的で具体性がない(「主体性があります」で終わる)→ 「いつ・何を・どうした」と数字を添える
  • 設問に答えていない(志望動機を聞かれて自己PRを書く)→ 設問が何を聞いているか再確認する
  • どの企業にも出せる"使い回し感"が強い → 「なぜこの会社か」を企業ならではの言葉で書く
  • 誤字脱字・文体(です・ます/だ・である)の混在 → 提出前のチェックでつぶす

特に多いのが抽象的なまま終わるパターンです。「リーダーシップを発揮しました」では場面が見えません。状況・行動・結果まで書いて、初めて強みが伝わります。

7. 提出前のチェックリスト

書き上げたら、必ず提出前に見直しましょう。誤字脱字一つで印象を落とすのはもったいないからです。次の項目を確認してください。

  • 設問にきちんと答えているか(聞かれたことに答えているか)
  • 結論が最初に来ているか(PREP法になっているか)
  • 誤字脱字・変換ミスはないか/文体は統一されているか
  • 字数は指定の8〜9割を満たし、超過していないか
  • 会社名や設問のコピペミスはないか(前に書いた別企業の名前が残っていないか)

誤字脱字を見つけるコツは、少し時間をおいてから読み返すことです。書いた直後は思い込みで読み飛ばしがちなので、一晩おくと気づきやすくなります。第三者に読んでもらうのも有効です。

8. まとめ

基本を整理します。

  • ESは「自分語り」ではなく、相手に判断材料を渡す場。読み手目線が土台
  • 書く前に設問の意図を読み取る
  • 文章は**PREP法(結論→理由→具体例→結論)**で、結論から書く
  • 一文を短く・具体的に。読みやすさそのものが評価される
  • 字数は指定の8〜9割を埋め、超過はしない。水増しはしない
  • 提出前に設問への対応・誤字脱字・文体・字数をチェックする

ESは、才能ではなく型と見直しで通過率が上がります。最初の一枚は時間がかかって当然ですが、型が身につけば二枚目以降はぐっと書きやすくなります。あせらず進めてくださいね。

なお、ESと並行してWEBテスト(適性検査)の選考が始まる企業も少なくありません。「ESで手一杯で対策まで回らない」という方のために、早慶合同就活会議では各種WEBテストの解答集を用意しています。対策時間が足りないときの補助として、必要に応じて活用してみてください。

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