就活の証明写真のコツ|印象を上げる撮り方
証明写真は、ESを開いた採用担当者が最初に目にするものです。文章を読む前に、写真で「清潔感があるか」「落ち着いているか」の第一印象ができます。
コツは3つあります。服装は体に合ったスーツで整える。表情は口角を少しだけ上げる。撮影場所は、提出形式に合わせて選ぶ。この3つを押さえれば、特別な技術がなくても印象は上がります。
27卒・28卒の就活では、写真をデータで提出する場面が増えています。撮り方に加えて、ファイルの扱いも知っておくと安心です。
撮影はES提出の2〜3週間前までに終える
履歴書に貼る写真は、一般に3か月以内に撮ったものが望ましいとされています。撮影は早めに済ませて、ES提出が集中する時期に慌てない状態にしておくのがおすすめです。
写真館は予約が埋まりやすく、仕上がりに数日かかる店もあります。全体の流れは 就活スケジュール完全ガイド で確認できます。ES提出の開始日から逆算して、余裕のある日を選んでください。
ESの中身そのものは エントリーシート(ES)の書き方 にまとめています。写真は文章と同じく、提出前に見直す項目です。
服装:体に合ったスーツと整えた髪で清潔感を出す
スーツとシャツ
色は黒か濃紺、ダークグレーの無地が無難です。シャツは白の無地を選び、アイロンをかけます。
写真で目立つのは、肩まわりと襟です。肩が落ちていたり、襟が浮いていたりすると、だらしなく見えます。撮影前にスーツを着て、鏡で正面と横を見てください。
ネクタイは結び目を小さく整え、首元との間に隙間を作りません。女性はシャツの襟をジャケットの外に出すか中に入れるか、志望先の雰囲気に合わせて決めます。
髪型・メイク・ヒゲ
チェックする項目は次の4つです。
- 前髪が眉と目にかかっていない
- 耳まわりの髪が顔の輪郭を隠していない
- 寝ぐせと、ほつれ毛がない
- ヒゲは剃るか、きれいに整えてある
メイクは、血色を足す程度にとどめます。濃い色のリップやアイラインは、写真では想像以上に強く写ります。
アクセサリーと小物
ピアスやネックレスは外します。眼鏡をかける人は、レンズの反射を確認してください。普段から眼鏡の人はかけたままで構いません。ただし、フレームが顔に食い込んでいないか、黒縁で目元が隠れていないかを見ます。
表情:口角を少し上げ、目線はレンズに置く
証明写真で固い顔になる原因は、緊張で表情筋が止まることです。撮る直前に、次の順で準備します。
- 肩を一度大きく上げて、ストンと落とす
- 「い」の口で「いー」と言って、頬を動かす
- 口を閉じたまま、口角だけを少し引き上げる
歯を見せて笑う必要はありません。口を軽く閉じて、口角が上がっている程度がちょうどよい表情です。
目線はレンズの中心を見ます。画面の中の自分を見ると、視線が下がって暗い印象になります。あごは軽く引き、背筋は伸ばします。猫背になると、首が短く写ります。
撮影場所:写真館・スピード写真・スマホの使い分け
3つの方法には、それぞれ向き不向きがあります。
- 写真館:ライティングとポーズの指示があり、肌や髪の補正も頼める。費用は店によって異なり、数千円から1万円前後が目安。本命の志望先に出す写真向き。
- スピード写真(証明写真機):数百円から1,000円ほどで、その場で撮り直せる。補正機能は機種による。数を出す場面に向く。
- スマホ:費用はかからない。白い壁と自然光があれば撮れるが、レンズの歪みで顔が変形しやすい。データ提出だけで済む企業向き。
迷ったら、まず写真館で1回撮り、そのデータをすべての提出先で使い回す方法が現実的です。写真館ならデータを受け取れる店が多く、印刷用と提出用の両方に使えます。
スマホで撮る場合は、次の点に気をつけます。
- 撮影者は目の高さで、被写体との距離を1メートル以上とる
- 窓の光を正面から当て、顔に影を作らない
- 背景は白か薄い色の壁にして、物を写さない
自分で撮った写真は、企業から「写真館の撮影が望ましい」と指定される場合があります。募集要項に書いてないか、撮る前に確認してください。
データ提出で気をつける5つのこと
マイページにアップロードする場合、確認したいのは次の5点です。
- ファイル形式:JPEGかPNGを指定する企業が多い。募集要項の指定に従う
- 容量の上限:1〜2MB以下、5MB以下など企業ごとに違う。上限を超えたら、画像編集ソフトで圧縮する
- サイズと縦横比:縦4cm×横3cmが標準。この比率に切り抜いておくと、貼り付け時にゆがまない
- 加工のしすぎ:肌の補正は自然な範囲にとどめる。本人と分からなくなる加工は、面接で違和感を与える
- ファイル名:日本語や記号が使えない場合がある。半角英数字にしておく
アップロード後は、必ずプレビューを開いて確認します。上下が切れていないか、色が変わっていないかを見てください。
面接の見た目とそろえておく
写真の印象と、面接当日の印象が大きく違うと、面接官は戸惑います。髪型や髪色は、写真とそろえておくのが安全です。
オンライン面接では、画面に映る自分が新しい「証明写真」になります。カメラの高さや照明は オンライン面接のコツ と オンライン面接で印象が変わる小物と設定 で調整できます。写真で作った清潔感を、画面の中でも保ちましょう。
証明写真は、あなたを最初に紹介してくれる1枚です。服装、表情、撮り方を整えておけば、ESの中身が丁寧に読まれる土台になります。早慶合同就活会議は、準備を一つずつ積み上げるあなたを応援しています。
よくある質問
Q. 撮った写真が気に入らないとき、何回まで撮り直してよいですか?
回数に決まりはありません。写真館では、撮影枚数の中から選べる店が多いです。証明写真機なら撮り直しが数百円で済むので、気に入るまで撮って構いません。ただし、表情が疲れて見えるようになったら、日を改めて撮るのがおすすめです。
Q. 髪色を変える予定がある場合、写真はいつ撮るのがよいですか?
先に髪色を決めてから撮ります。写真と面接時で髪色が違うと、面接官が別人のように感じることがあるためです。すでに撮影済みで髪色を変えた場合は、撮り直すのが安全です。業界によって髪色の許容範囲は異なるので、志望先の社員写真も参考にしてください。
Q. 企業から写真指定がない場合、私服で撮ってもよいですか?
指定がなければ、スーツで撮るのが無難です。就活では、ほとんどの企業がスーツ姿を前提にしています。服装自由やカジュアルOKと明記されている場合は、襟付きのシャツやジャケットなど、清潔感のある服装を選びます。判断に迷うなら、募集要項の注意書きを読み直してください。
Q. 写真をスマホで撮ったあと、容量を減らすにはどうすればよいですか?
スマホの標準の写真アプリや、無料の画像圧縮ツールで、画質を落として保存できます。まず元の写真をコピーして残し、圧縮後のファイルを提出に使います。容量の上限は企業ごとに違うので、アップロード画面の注意書きを先に見ておくと迷いません。